AI-OCRとは

従来の帳票業務は、人間が帳票のデータを読み取ってそれをシステムに入力する、単調な反復作業です。
作業者によって効率や精度に差が出やすく、身体疲労による悪影響も受けやすい問題があります。
帳票はフォーマットのパターンが限られていて、データ入力は反復作業なので、システム化に向いた業務と言えます。
AI-OCRは、アナログ帳票からデータを読み取ってデジタル化し、システムに入力しやすいデータに整形することができます。
人間よりも速く、高い精度を維持したまま安定的に、大量のデータを処理できる点に強みがあります。
AI-OCRを活用すれば、業務効率が向上し、人間が人間にしかできない業務に注力することに繋がります。

但し、AI-OCRの認識率は100%にはなりません。
認識率は、元となる帳票画像の鮮明度や、枠線と文字の重なりの度合いに影響を受けます。
また、人間なら読み取れる手書き文字も、定型から外れていると読み取れない場合があります。
そのため、正確性を求められる業務においては、目検チェックが必須です。
システム化検討時に、データ読み取り・入力の手間と、目検チェックの手間とを比較衡量することが肝心です。

AI-OCRによる読み取りと目検チェックによって、高い精度で作業時間を半減することが見込まれます。