DX技術による仮想アドバイザーをクラウド上に実現

医療人材の不足などの社会課題や個人の通院による負担・リスクを低減するため、天候・気温・気圧といった外部環境の変化に影響を受ける既往症のあるユーザーに向け、以下のようなDX技術を組み合わせることで、個人単位でタイムリーな助言や健康相談が可能な仮想アドバイザーを開発いたしました。

• センサーから取得できる環境データ（※１）やスマートフォンやスマートウォッチなどのデバイスと連動した血圧などのヘルスケアデータをクラウド環境に蓄積します。
• ユーザーの位置情報から気温・気圧の急激な変化など、ユーザーの健康状態に影響を及ぼす可能性のある気象情報をクラウド上のサービスと連動して取得します。
• AIモデルにより数時間後の環境データの変化の予測から、ユーザー個人が持つ既往症とのリスク度合を判断（※２）し、リスクを回避するための行動を促すアドバイスをデバイスを通じておこないます。

※１ 湿度、温度、照度、UV、気圧、騒音、加速度、大気中の揮発性有機化合物 (VOC) など
※２ 例）ぜん息を既往症にもつユーザーの場合、台風・低気圧の接近による急激な気圧変化が短時間で生じ、発作を誘発する可能性があることを予測するなど

将来的には医療機関が保有するカルテ情報などの個人情報とセキュアに連携することで、様々な機器や文献からヘルスケア情報を分析しパーソナライズされた価値のある情報を人手を介さずユーザーに直接提供するヘルスケアプラットフォームに拡張することを目指しています。